金ケ崎町議会 > 2017-12-11 >
12月11日-03号

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  1. 金ケ崎町議会 2017-12-11
    12月11日-03号


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    最終取得日: 2021-05-01
    平成29年 12月 定例会(第5回)            平成29年第5回金ケ崎町議会                定例会会議録議 事 日 程 (第3号)                   平成29年12月11日(月)午後1時30分開議       開  議日程第 1  議案第 1号 金ケ崎町下水道事業減債基金条例             日程第 2  議案第 2号 金ケ崎町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の              基準を定める条例の一部を改正する条例          日程第 3  議案第 3号 金ケ崎町営住宅等条例の一部を改正する条例        日程第 4  議案第 4号 ふるさと金ケ崎・水と土保全基金条例を廃止する条例    日程第 5  議案第 5号 金ケ崎町国営和賀中部土地改良事業償還基金条例を廃止する条              例                           日程第 6  議案第 6号 奥州金ケ崎行政事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求              めることについて                    日程第 7  議案第 7号 金ケ崎町グループリビング支援施設金ケ崎学童保育所、北部              学童保育所及び三ケ尻学童保育所指定管理者を指定すること              に関し議決を求めることについて             日程第 8  議案第 8号 金ケ崎町生きがい交流センター指定管理者を指定することに              関し議決を求めることについて              日程第 9  議案第 9号 金ケ崎町高齢者生活福祉センター指定管理者を指定すること              に関し議決を求めることについて             日程第10  議案第10号 金ケ崎温泉駒子の湯、介護予防施設西光荘及び金ケ崎町和光ド              ームの指定管理者を指定することに関し議決を求めることにつ              いて                          日程第11  議案第11号 金ケ崎町子育て支援センター指定管理者を指定することに関              し議決を求めることについて               日程第12  議案第12号 金ケ崎町民菜園パーク指定管理者を指定することに関し議決              を求めることについて                  日程第13  議案第13号 千貫石森林公園指定管理者を指定することに関し議決を求め              ることについて                            延  会〇出席議員(16名)   1番  青  木  俊  悦  君    2番  千  葉  良  作  君   3番  阿  部  典  子  君    4番  高  橋  美 輝 夫  君   5番  有  住     修  君    6番  巴     正  市  君   7番  阿  部  隆  一  君    8番  及  川  み ど り  君   9番  千  葉  正  幸  君   10番  山  路  正  悟  君  11番  梅  田  敏  雄  君   12番  千  田     力  君  13番  千  葉  和  美  君   14番  千  葉  正  男  君  15番  佐  藤  千  幸  君   16番  伊  藤  雅  章  君 〇欠席議員(なし) 〇説明のため出席した者       町        長     髙  橋  由  一  君       副    町    長     小 野 寺  正  徳  君       教    育    長     千  葉  祐  悦  君       監  査  委  員     金  田  正  幸  君       総 合 政 策 課 長     千  葉  達  也  君       財  政  課  長     伊  藤  明  穂  君       会計管理者兼税務課長     高  橋  真 貴 子  君       住  民  課  長     小  澤  龍  也  君       保 健 福 祉 センター     千  田  美  裕  君       事    務    長       子 育 て 支 援 課 長     及  川  美 奈 子  君       生 活 環 境 課 長     阿  部  一  之  君       商 工 観 光 課 長     高  橋  文  浩  君       農 林 課 長(兼)     髙  橋  義  昭  君       農 業 委員会事務局長       建  設  課  長     菅  原     睦  君       水 処 理センター所長     高  橋  宏  紀  君       教 育 次 長(兼)     千  田  浩  身  君       学校給食センター所長       中 央 生 涯 教 育     佐  藤  政  義  君       セ ン タ ー 所 長 〇本会議に出席した事務局職員       事  務  局  長     後  藤  清  恒       局  長  補  佐     千  田  美  和       主        事     滝  田  美  優 △開議の宣告 ○議長(伊藤雅章君) ただいまの出席議員は16人であります。 定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。                                (午後 1時30分) △議事日程の報告 ○議長(伊藤雅章君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでございます。 △議案第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第1、議案第1号 金ケ崎町下水道事業減債基金条例を議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第1、議案第1号 金ケ崎町下水道事業減債基金条例についてご提案申し上げます。議案書の3ページをお開き願います。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 7番、阿部隆一君。 ◆7番(阿部隆一君) 若干質問いたします。 この条例をつくることには、特別異議はないのですけれども、実際には下水道事業には毎年一般会計から4億5,000万円程度の財源を投入しているわけですので、実際にこれをつくっても、この基金に積み立てる余裕というのは現実に余りないと思うのですけれども、その辺のところはどういうふうにお考えをしているのか。 そして、多分28年度にだったと思うのですけれども、3事業を企業会計に一本化するときに、この公共下水道事業整備基金というのを廃止したわけですけれども、それと違いは何かあるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 水処理センター所長。 ◎水処理センター所長(高橋宏紀君) 7番、阿部議員のご質問にお答えいたします。 この下水道事業減債基金につきましては、これは今年度から農業集落排水公共下水道とあわせて補助事業を開始しております。この補助事業に対して、農業集落排水事業の補助事業に対して県の単独補助として事業費の1割が下水道事業債元利償還金に充てるための減債基金等の積み立てに要する経費に対して補助するという補助金がございます。その補助金が10%でございますけれども、それを受けるための基金条例という形になります。今年度につきましては、事業費、予算額で1,500万円予定しておりましたので、その1割150万円として予算計上しているところでございます。 2番目の平成28年度に取り崩しました整備基金との違いということでございますが、整備基金については下水道整備等に使用する場合ということでの基金でございましたけれども、これはあくまでも下水道事業債元利償還金に充てるということを目的としておりますので、それ以外の分には使えないということになります。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。 ◆7番(阿部隆一君) その1割が県から補助されるということですけれども、そうするとその基金というか事業費は、幾らでも拡大すれば、その1割が自動的に県から助成されると、そういうことになるのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 水処理センター所長。 ◎水処理センター所長(高橋宏紀君) お答えいたします。 この補助事業につきましては、長寿命化、要するに施設の管路及び処理場等の電気機械設備の長寿命化のために行う事業でありまして、なので、事業が拡大されれば、その分多くは来るわけですけれども、それは今までの機能診断等によりまして、年次計画立てておりますので、その事業費の中での補助金ということになりますので、大きくなる年もありますけれども、少ない事業費の年もあるという内容でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 11番、梅田敏雄君。 ◆11番(梅田敏雄君) ちょっと記憶が曖昧なのですが、これまでの減債基金の中に一般会計、それから下水道、農集排というふうにそれぞれの分担があったわけですが、その中の下水道、農集排の基金はどのような行く末になったでしょうか、あるいはなるでしょうか、その辺をお尋ねします。 ○議長(伊藤雅章君) 水処理センター所長。 ◎水処理センター所長(高橋宏紀君) 11番、梅田議員のご質問にお答えいたします。 今までも確かにございました。それで、特別会計の際には、農業集落排水の分の同じような補助がございまして、それを受けた形で分けて、やはり財務のほうで管理しておりましたけれども、今回下水道事業企業会計化になったことに伴いまして、今現在農業集落排水の分の基金はもう既に過年度分の一般会計繰入金等でもゼロになってございます。今現在残っているのが浄化槽事業で残っておるのですけれども、財政課のほうとの話し合いで別帳簿として、一般会計のほうの減債基金にまざっているのですけれども、別帳簿にして残ったお金を今後繰入金という形で繰り入れていくということになります。 以上です。
    ○議長(伊藤雅章君) ほかに質疑ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第1号 金ケ崎町下水道事業減債基金条例は、原案のとおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第2、議案第2号 金ケ崎町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第2、議案第2号 金ケ崎町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準を定める条例の一部を改正する条例についてご提案申し上げます。議案書の5ページをお開き願います。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第2号 金ケ崎町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準を定める条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第3号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第3、議案第3号 金ケ崎町営住宅等条例の一部を改正する条例を議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第3、議案第3号 金ケ崎町営住宅等条例の一部を改正する条例についてご提案申し上げます。議案書の7ページをお開き願います。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 9番です。提案理由にあります地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律と、これはいつ施行されて、地方自治体に関係するものは何々に関係しているのでしょうか。この上位法律の制定された年月日はいつなのでしょうか。何のためにつくられた法律ですか。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 副町長。 ◎副町長(小野寺正徳君) 9番、千葉議員のご質問にお答えします。 この法令は、いわゆる第7次の地方分権一括法ということで、平成29年4月19日に成立をして、4月26日に公布されたということのようでございます。内容としましては、都道府県からの指定都市等へ事務の権限移譲等が入っている法令として4法律があるということでございますし、地方公共団体に対する義務づけ、枠づけの見直しということで3つございますが、今回の条例改正で上程をしております先ほどの子ども・子育て支援法の関係と今回の公営住宅法の改正に関係するというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 大体わかりましたが、地域の自主性及び自立を高める改革と書いてあるので、何か変わるのかと思ったら、条項の移動だけだと。何かそんなに、足されているのかもしれませんが、これによって地方自治体の自主性とか自立性がどんなふうに図られるのですか。ただ、この改正だけですか。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 副町長。 ◎副町長(小野寺正徳君) お答えします。 どの程度という話になりますと、なかなか詳しくはわかりませんが、今回先ほどお話ししましたとおり、指定都市に権限を新たに移譲することが出たということで、今回の条例につきましてもですし、先ほどの条例につきましてもですが、指定都市に対する権限の条項が途中に入ったために条ずれを起こしたということになっております。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) ほかに質疑ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論に入ります。討論ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第3号 金ケ崎町営住宅等条例の一部を改正する条例は、原案どおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第4号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第4、議案第4号 ふるさと金ケ崎・水と土保全基金条例を廃止する条例を議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第4、議案第4号 ふるさと金ケ崎・水と土保全基金条例を廃止する条例についてご提案申し上げます。議案書9ページをお開き願います。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 7番、阿部隆一君。 ◆7番(阿部隆一君) 現在615万円ほどあるようですけれども、この基金は平成7年に制定されたということですけれども、この基金を使って今までどのような事業をされてきたのでしょうか。基金だけを積み立てて何もしなかったのか、その辺の今までの基金の活用状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 7番、阿部隆一議員のご質問にお答えいたします。 当該基金につきましては、平成7年度、8年度にわたりまして各300万円ずつ、計600万円積み立て、その後運用益で事業を実施するという中身でスタートしたところでございますが、積み立て以来22年間、利息、運用益が15万4,928円ということで、年平均でおよそ7,000円ほどの運用益が得られたところでございますが、これらをもとにした事業というものは活用の実績はございません。活用の実績はございませんが、これらをもとに県の基金、町が積み立てたことによりまして、県の基金を活用してまいったということになります。当町のこの615万円ほどの基金の運用益については、特に活用してきたところではございません。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。 ◆7番(阿部隆一君) この多面的機能支払交付金で、これの目的が達成されているというふうに書いてあるのですけれども、この多面的機能支払交付金が交付されない農家の方々もいらっしゃるわけです。この基金を廃止するに当たって、600万ちょっとのお金ですけれども、これを活用して支払交付金が交付されていない農家に対する助成等を検討したことはあるのでしょうか。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) お答えいたします。 現在多面的機能支払交付金ということで、法律に基づきまして、農業振興地域の中の農地を対象に、水田等の多面的機能の維持のために活用しているところでございますが、議員のご質問のような多面的機能の交付を受けていない農業者と申しますのは、現在農業振興地域内でもこの交付金を活用されていない地域がございますし、それからそれ以外にどうしても法律上、この多面的機能支払交付金の対象外となる農家、いわゆる都市計画法に基づいて用途地域という指定をしている地域の中にございます農家の方々については、法律上この交付金の適用はされないということで、こういう大きく分けて2つの地域で交付を受けていない方々がいらっしゃいます。 今回この交付金を、町の基金を崩すに当たっては、いろいろ活用方法、ただ単に廃止するだけではなくということで、当課でも検討はいたしましたが、そもそもこの基金が設置された背景等を考えますと、この現在の多面的機能の制度に至るまでの流れの中での一つの基金でございますので、この基金設置の趣旨を損なうような使い方があってはならないというような考え方に立っていろいろ検討したところでございます。 当面大きくは都市計画用途の中の、いわゆるこの交付金を利用できない農家の方々に対しての使用も検討いたしましたが、一時的に600万円という基金の額でございますので、一時的な単年度とか本当に短い期間、あるいは1回になるかもしれませんが、そういった活用をするというのでは、やはり他の農家の方々との格差は生じるだろうという考え方に立ちましたし、やはりやるのであれば、そもそもの法律的な土地利用規制の考え方を国のほうにも再考していただこうということで、ことしに入りましても、11月に東北農政局との意見交換会でも都市計画用途内の農家の方々に対する支援措置について検討をお願いしたいという意見も申し述べつつ、その制度の根本からやはり変えていかないと、この都市計画用途地域内の農家の方々への支援も恒久的にできないという当課の判断、それからそれをもとに決裁を得まして、やはり一つの目的は終了したということで、今回この廃止という結論に至ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 12番、千田力君。 ◆12番(千田力君) 12番です。同僚議員と重複するかもしれませんが、若干の質問をいたします。 この基金600万円の原資は、県か国の補助によっての積み立てになるのか、町の財源によって積み立てしたものか、その辺です。22年も前のことですから、これは非常に昔のことでわからないということかもしれませんが、その辺をお伺いしたいと思います。 それから、これの基金の対象とする面積は、水と土の保全ということでしょうから、町内全域を網羅した農地、地目で、田とか畑とかというところを対象にしているものではないかと思いますが、その辺はどうなっているのかということ。 それから、今まで20年以上の間、この基金を使いたいというような事業要望がなかったのかどうか。もう記録がないと言えばそれまでですが、あるのであれば、それをお知らせをいただきたい。 少なくとも、これただいまの同僚議員に対する説明もあったわけですけれども、設置目的の第1条には、ふるさとの水と土を守り親しむ地域住民活動を支援するためというふうに、このような表現があるわけですから、これはかなりの事業に活用できるのではないかと思ったので、こういう質問をするわけです。よろしくお願いします。 ○議長(伊藤雅章君) 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 12番、千田力議員のご質問にお答えいたします。 まず第1点目でございますが、600万円の原資についてはというご質問でございましたが、600万円の原資につきましては、いずれも平成7年、8年度に積み立てましたそれぞれの額、いずれも町の単費でございます。 参考までに、県の基金につきましては、国の補助事業というものが国の施策としてこの制度ができて、各都道府県に対して、国が3分の1補助するから各県で基金を積みなさいという、そういう政策誘導がなされたものでございます。市町村の基金につきましては、特に国等の補助はございませんでしたので、ただ地方交付税による算定に組み入れるという、そういう誘導があったというふうに当時の資料から読み取っております。つきましては、当町の基金といいますか今回の基金、ふるさと金ケ崎・水と土保全基金につきましては、その原資は町費が原資となっております。 2つ目でございますが、基金の対象とする面積ということでございますが、こちらの基金につきましては、農林水産省の施策の中では中山間地域等の基本的には農地、土地改良施設というふうに当時はうたっておりますが、大きくは土地改良施設の機能を維持していくことに地域住民がかかわって、長期間にわたってその保全の促進を支援しようということで、国のほうで主に土地改良施設をメーンとして基金の積み立てを誘導してきたというふうに聞いております。 それから、3つ目の基金を使いたいという要望はなかったのかということでございますが、これにつきましては、当該基金を使っての事業展開という要望はございませんでした。しかし、この基金、市町村基金を積み立てるに当たりましては、積み立て当初、県がこの同じような基金、同じ目的で基金を積み立てたわけですが、そもそもが岩手県が国の事業を導入して、この事業展開をしようと。そのときに、市町村についてもそれを担保するといいますか、同じように基金を積んで、その運用益からプラスして事業を進めたらいいということで、各市町村とも積み立てたようでございます。 当町での自前の基金の活用実績はございませんが、岩手県の同基金の活用については、アドプト協定ということで、その多面的機能の維持をするための長期活動をする前段階の協定ということを行うために、土地改良区が主体となりまして進めてきたものがございます。当町でもこの県の基金を活用いたしまして、14協定のアドプト協定が締結されております。 ということで、残念ながら当町単独ではなかなか基金の運用益が生み出せないということから、県の基金のほうの活用に誘導して、アドプト協定のほうでの施設の維持管理という活動に取り組んでいただいているというのが実績でございます。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 12番、千田力君。 ◆12番(千田力君) 町民が、こういう基金があって、これを使いたいと言ってくることは、なかなかこれは我々でさえもわからない、そういうところに住民が基金指定してまで活用の希望を出すということは、これはないと思いますが、相談を受けた場合は、やっぱり担当課はそれなりに、こういう活用できる資金もあるということで、こういう基金に誘導できるのではないかと私は考えるところでございます。 さて、これを廃止するということで、20年で15万何がしの運用益しか出ないと。これは当然、この期間は相当低金利の時代でしたから、それは金利が、成果というものが少ないということは理解できるわけでございますけれども、やっぱりこれを活用するような事業も今までもあったのではないかと思うのです。 そこで、これを、基金を廃止して、この615万何がしを多面的機能の町負担のものに、町財源に充てるという趣旨でございますが、今年度、平成29年度の当初予算よりも多面的機能の申請額、事業額が多くなったのかどうか。前と変わらないで、これに充てるということは、自己財源の捻出、そういうことになると思うのですが、この辺はどうなのですか。非常にその多面的機能のほうで事業が多くなったから、そっちに使うということなのか、その辺です。よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) お答えいたします。 廃止した後の一般会計への繰り入れということになりますが、今回今年度当初予算でお願いして議決していただきました多面的機能支払交付金の予算につきましては、34組織でスタートしたところでございますが、途中から1組織、千貫石桂地区が加わりました。およそ百六十数ヘクタールをその範囲とするものでございます。このように、毎年多くはございませんが、これらの交付金を使って、地域の集落の水田等の機能の維持を図りたいという需要もあります。 そこで、今回は29年度よりも1地区多くなりまして、35組織で途中からスタートせざるを得なくなったといいますか、手を挙げていただきましたので、法律上それは採択といいますか、取り組むという意思と、その条件さえ整えば、市町村、国、それから県のほうでそれぞれ負担割合を応分負担するということになります。今回は、補正予算の中で、このふえた分、さまざまな単価の調整もございますので、具体的な数字につきましては、今補正予算の段階でご説明申し上げますが、今回の補正でもこの1組織ふえた部分のお願いをしているところでございます。 このように、多面的機能支払交付金の需要が年々ふえているという実態を踏まえて、少しでもこの財源としての活用をすることが基金の本来の目的に沿うというような趣旨から、活用しようとするものでございます。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 12番、千田力君。 ◆12番(千田力君) 今の説明でいきますと、1組織がふえたことによる事業導入によって町負担分もふやさなければならないというようにも聞こえますが、それはそれなりに、では事業量でどれくらいかということも今の時点では出ないと思いますけれども、私はこの多面的機能等に600万円の基金を移してやるということは、これはおかしいと思うのです。多面的機能の利用には、課長説明のように、かなり制約があるわけです。制約のない基金を持って、その中で地域の水と土を守る、こういう事業だってできるのではないか。金ケ崎町の田園都市を形づくるのは、現在このようになっているのは、必ずしも、こう言ってはなんですけれども、農業振興地域だけでやっているとは限らないと思うのです。都市計画用途地域にある道路であっても、水路、そういうものの改修等はあるわけですから、そういう相談に行っても、一向に担当課は話の相手にならなかったということが私の耳にも聞こえてくるわけです。こういう基金があるのであれば、しかもそれほど厳しい制約がないのであれば、そういうのでも活用できたのではないかと。 都市計画地域が全部住宅地になるとは限らないのです。やっぱり山林も原野も水路もあって、農業振興地域から流れてきた水は都市計画地域を流れ、さらに下流の農業振興地域にも行って水源となるわけですから、中間のところのものは全然見ないで、都市計画区域であるから自分たちの自己財源だけでやりなさいと。これはちょっと、そう言っているわけではないですけれども、言わんとするところは、政策的にはそういうことになるのではないかと。 よって、この基金の廃止をちょっととめて、もう一回使い道を考え直すと、こういう気持ちはないのですか。町長、その辺どうでしょう。私の言っていることが無理なのかどうか、お願いしたいと思うのですが。 ○議長(伊藤雅章君) 町長。 ◎町長(髙橋由一君) 余り無理ではないと思いますが、用途地域を設定する際には、そういうことも考慮、あるいはそのことも理解した上で設定されたと。これは、合意形成のもとにされているわけでございますから、議員が心配されるようなことは、今現実に起きていることについては聞いております。ただ、設定した段階では、そういういわゆる農業以外にこの地域は活用、あるいは振興しますよと、こういうことで始まっているわけです。そういう点から見れば、改良区におきましても、水路の確保あるいは水の保全の下流部といいますか、下部といいますか、そこに使っているのもそのとおりだと、こういうことであります。 そういう中で、一向に地域の課題だと、こういうふうに思っていますが、この条例の廃止は、先ほど多面的機能等のかかわりの中で整備をして対応すると、こういう流れをつくったわけでございますから、議員の点におきましては、このことと分けた形で検討しなければならない事項だと、こう思います。 ○議長(伊藤雅章君) 12番、千田力君の質問は、既に3回になりましたが、会議規則第51条の規定により、特に発言を許します。 12番、千田力君。 ◆12番(千田力君) せっかく町長からご回答いただいたところですが、私の考えのところを分けてというのではなくて、分けないでひとつやってもらえばいいなと思うわけでございます。 現実にそういう地区があって、相談して、都市計画区域内だから、それはだめですと断られたところがあると。そういう箇所を見て、本当にそこが何年たっても、そこが立派に都市計画の住宅地なりなんなりになるかと。ただ、区域になったということだけでございますから。それは町長、今合意のもとだと言っていますけれども、議会を通れば町民合意だということになるかもしれませんが、必ずしも全員に説明して、それで都市計画区域がそうなったというものではないと思うのです、これは。           〔何事か言う人あり〕 ◆12番(千田力君) 今協議中ですから、話をさせていただきますが、具体的なことを言うのも、私もここの場ではうまくないと思うのですけれども、水路改修について相談をしたと。地区的には金中のそばの水路を改修したいと、そういうことで相談したところ、簡単に切られたと、こういうこと、早い話が。こういう基金があれば、活用できたのではないかと私は思うのです。どう規定していたって、解釈はいろいろあるかもしれませんが、水と土を守り親しむ地域住民活動を支援するとあるわけです。20年間も使わないで、やっぱり使ったほうがいいと思うのです、そういう要望があるのだから。大きく外れれば別です。何も全額と言っているわけではないです。多面的機能で出せる3分の1の範囲でもいいわけです。そういうことについて、対応しないというのはどういうことなのかと、私はその点について質問するわけです。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 町長。 ◎町長(髙橋由一君) 担当部署で先ほど説明したように、対応しない、こういうのではないと思います。基本的に用途地域との対応から見れば、農業振興地域に活用するという前提があったのではないかと、こういう部分だと思います。平成5年ですから、しばらく前の話でございますので、わからない分はございますが、当時設立あるいは設定した段階での趣旨というのは、そういうのではなかったろうかと。ただ、現実に水路の改修等については、町がという部分と土地改良区の関係もあるわけです。その辺との話し合いがどうだったかということについてもあるのではないかなと、こう思っています。 ただ、議員がお話しされますように、農業をしているから一律にということは、平坦的に言えばそのとおりでございますが、目的性から見れば、その土地の利用と価値については対応が違うと、こういう部分であります。このことも理解した上で、どういうふうな処理、あるいは妥当性があるようなこの基金とのかかわりが今日までなかったと、こういうことでございますから、なかったということはそのとおりだと。しかし、今後の対応については、今話をしたような処理をしながら進めると、こういうことであります。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 9番、千葉です。同僚議員の質問に重なるところがありますが、もう一度再確認したいのですが、この条例は農業振興地域だけを対象にするというのは、どの条項にも一項目も書いていないのです。ですから、金ケ崎町の農地全部を対象にするものと理解されますが、それは違うのですか。 それから、補正予算に出して、新たにふえた地区の町負担分の財源にすると言っていますが、この条例の廃止は、附則で30年4月1日からと書いてありますね。廃止されない前に取り崩すという暴挙をなさるのですか。まずその2点。 ○議長(伊藤雅章君) 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 9番、千葉正幸議員のご質問にお答えします。 この条例の適用の範囲でございますけれども、そもそも基金が積み立てられた当時の農林水産省によって、その誘導が図られたわけですが、中山間地等の地域を対象として基金造成を行うということでスタートいたしました。国が言う中山間地域と申しますのは、俗に言う過疎法で言われる過疎地域を抱える市町村、それから山村振興法に基づいて指定された振興山村等、それぞれの中山間地域と呼ばれる地域の農地とか土地改良施設を有する多面的機能の良好な発揮とその住民活動の利用、そして保全の促進に対する支援ということで、具体的に言いますと、どの土地改良施設をどのように保全していこうかという調査活動であったり、ここの施設については当該地域で保全している施設ですよとか、そういったPR活動ということで、どちらかといいますと、ソフト活動に使うという目的で創設されたようでございます。 特にも中山間地域、この平成5年度、国の事業導入に当たっては過疎化とか高齢化等が著しくて、農村地域の資源の保全に係る住民活動の低下が非常に懸念されるということから、国の指導において創設されたと。岩手県、各県に対して基金を造成し、その基金を造成するために、岩手県のほうでも市町村のその同様の基金の積み立てを求めたという流れがあったというふうに聞いております。ですので、現在の多面的機能支払交付金は、法律に基づいて農業振興地域というふうにうたわれておりますが、その前身となっていたふるさと金ケ崎・水と土保全基金につきましては、特に議員がご指摘のとおり、農振地域に限ってはおりませんでした。ただ、その流れとして受け継がれて現在に至っている多面的機能支払交付金の中では、明確に農業振興地域に適用するということで規定されているものでございます。 それから、今回この条例の施行の月日を平成30年4月1日としておりますのは、こちら多面的機能支払交付金の財源に充てるというお話をしておりましたが、今回の12月補正での財源とするというのではなくて、今後その基金が取り崩された以降の財源とすると。私の発言も訂正しなければなりませんけれども、今後この基金を取り崩した後については、この多面的機能のほうの財源として使いたいと。それ以前にもう既に町の単費ということで1地区ふえましたことから、この12月定例会での補正予算では既に計上しておりましたし、今回のこの条例の廃止が認められた後には、新たな35地区として平成30年度からスタートいたします財源として活用させていただきたいというところでございます。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 国の考えは、それはわかりましたが、交付税で何ぼ入ってくるかわからないような金額に踊らされるよりも、町単独の予算を600万円計上したわけですから、町単独のやり方でいいのではないかと。しかも、条例の項目どれを見ても、農振地域だけを対象にするというのは一言もないのです。つまり金ケ崎町全体の水と緑、あるいは土の問題を定めた条例であるわけですから、農振以外のところには使えないというのは、この条例からは理解できないことだと私は思うのです。 それと、この基金の目的は達成されたというふうに書いていますけれども、今後も課題として出る可能性はいっぱい事業としては出てくるのではないかと思いますので、何も廃止することはないのではないかと。12月補正だと思いましたが、来年度使うということはわかりましたが、この基金を崩さなければ多面的機能の事業ができないというような苦しい財政の中ではないわけですよね。だから、この条例は続けていって、この条例の目的に沿った事業を、皆さんからの要望を聞きながら展開していったほうがいいのではないか。何で急に今これを廃止しなければならないのかお尋ねをいたします。 ○議長(伊藤雅章君) 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) お答えいたします。 この基金につきましては、過去の議会におきましても、この活用実績については問われているところでございますが、残念ながら活用実績がないということで答弁いたしております。 基本的に金ケ崎町がこの基金を積み立てたときの県の多分政策誘導だと思いますけれども、岩手県基金を使ってほしいということについては、各市町村も同じような基金を積んでいただきたいという、そういった施策が展開されたものと思っております。 当時300万円、300万円と2回積んで600万円でとまっていたということ、当時の低金利の部分からすれば、運用益といってもなかなか出ないというのは大方見当がついたのではないかと思いますが、特にそこら辺の具体的な記録が残っていないために、全くの推測になってしまいますけれども、そうした状況を踏まえれば、議員ご指摘のとおり、条例には農振地域外で使うあるいは使ってはいけないとかという規定はございませんが、何回も申し上げますが、この町の基金ができた背景には、そういった岩手県基金、そしてその岩手県基金を積んだ背景には国の施策として中山間地域の農地、あるいは土地改良施設を守るための支援を行いましょうと。 その中身につきましても、ハードではなく、地域の話し合いであったり、軽易な保全活動を推進するという中身で使った場合に支援しましょうと。それが具体的に、土地改良区が基本的に土地改良施設を管理しているという立場からアドプト協定という、水路であったり、それから当町の場合は圧倒的にため池の保全についてアドプト協定が締結されておりますので、そのため池の機能を維持するための保全活動に取り組むという前提で協定書を土地改良区、それから地域の住民、そしてその対象施設、この3つを、対象施設は子供とし、里親をその地域住民とし、本来管理するべき土地改良区がその親となって、3者での契約をして、長期にわたってその保全活動を推進しましょうと。アドプト協定締結後も、2年ないし3年ほどは支援として具体的な資金は出されるわけですが、そのほかはもう完全に地域に委ねられるというシステムになっております。 岩手県基金も、このアドプト協定締結に誘導するための前段の活動費として使ってほしいという趣旨から、県のほうではこの基金を使っているようでございます。 基金の目的は達成されたというけれども、今後農振、全町の農地を対象とするのであれば、残したほうがいいのではないかということで、なぜ性急に今取り崩さなければならないかというご質問についてでございますが、多面的機能という同様の現在法律で国が定めるそもそものふるさと金ケ崎・水と土保全基金の後継の事業が、より具体的に出てきたものですから、当町とすれば、まずこちらのほうの財源の手当てにも活用するほうが趣旨として適当であろうと。基金としてこのまま残しておいても、ちょっと積み立てる予定もございませんし、同様の基金があるよりは整理したほうがいいということで、基本的には多面的機能支払交付金、先ほど言った用途地域内の農地の保全に関しては、また別段国等への要望も繰り返しながら、支援するのであれば、やはり長期的にしていかなければならない、そのための財源の確保も必要になるということからすると、そもそも論の国の支援も求めながら組み立てていかなければならないのではないかという検討結果を踏まえて、今回基金の取り崩しということで議会のほうにご提案したところでございます。 性急と言われましても、その性急なる原因というものは直接はございませんが、今まで活用されなかったという実態を、今回ご指摘等がありましたので、検討した結果、このような取り崩しが一番適当ではないかという判断に立って提案しているものでございます。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 国や県の顔色をうかがうという行政ではなくて、金ケ崎町単独の自主自立の考えに基づいてこの金が運用されることを私は願います。これは、国の考えに沿わないからといってペナルティーがあるわけではないわけです。県の場合は、たしか3分の1の交付金によって基金が造成されたわけですが、当町の場合は交付金で何ぼ来たといったって、計算できないくらいの額でしょう。もうこの金は金ケ崎町の主体的な考え方で使っていい基金なのです。何も農林水産省に顔向けできないというものではないわけです。 現実に基盤整備したようなところは、バルブをあければ水が出るというような状況にありますが、永沢土地改良区や岩手中部土地改良区の一部において、あるいは用途区域内においては水路が大雨が降ったことによって壊れたり、ヒューム管を入れたいなという希望があっても、岩手中部土地改良区で予算がないために、かつて千貫石土地改良区でやっていた時代よりも手厚い手が差し伸べられない状況にあって、農家自体が自分の財布の中から負担をして、そういう工事を小規模なれどもやっているわけです。それに行政が手を差し伸べないという手はないと。この条例を廃止することをやめて、条例を改正して、果実だけではなくて原資も使えるようにして要望に応えていくというふうに、前向きに農家を支援するような運用をするべきだと思いますが、町長、いかがですか。 ○議長(伊藤雅章君) 町長。 ◎町長(髙橋由一君) 先ほど同僚議員にもお答えいたしましたように、この趣旨については何も顔色をうかがうと、こういうのではなくて、農水省が設定をした当時の考えがあるわけです。それに基づいて町もそれに倣ってやったと、こういう部分ではないのかという憶測でございます。 そういう中で、今日まで使われてこなかったというのも、また事実であります。そういう点から見れば、ニーズがなかったのではなくて、対応が少し足りなかったのかなと、こういう部分もあるのかもしれません。しかし、国は農政の制度改革の中で、いわゆる農地の保全、水の保全の関係で多面的機能というものを農業の価値として認めたと。そのことによって多面的機能という新しい制度が創設されたと、こういうことでございますから、農業の持つ多面的機能を維持するという点におきましては、今の制度に前の話題になっております基金を入れながら対応すると。 それから、前の同僚議員にもお話ししましたように、用途地域での農業振興、あるいは用途地域での、特にも専業農家で対応していると、こういう方々に対してと、あるいは水路の問題、これは改良区との協議というのが大前提になりますし、それらを総括的に今後対応していかなければならないという課題を抱えておると、私はこう思っておりました。そういう意味で、切り離した対応での検討をしなければならないと、こういう説明をしたのでありまして、この基金が即用途地域対象になるような財源になるということになれば、以外の方々に対してはどう説明がつくかと、こういうのもございます。それで、議員が全農地、全面積に対してと、こういう部分もあろうと思いますが、金額ベースから見ても非常に対応が難しい金額だと思います。 よって、繰り入れをしながら、あるいはそういう整理をした上での次の段階での対応というのが今後の道筋としては妥当性があるだろうと、こう思っての提案でございますから、その趣旨を理解いただいて次の段階での対応と、こういうふうに整理をしていただければ幸いだと、こう思います。 ○議長(伊藤雅章君) ほかに質疑ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第4号 ふるさと金ケ崎・水と土保全基金条例を廃止する条例は、原案どおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立多数〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立11名で多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認め、午後2時50分まで休憩をいたします。            休憩(午後 2時33分)                                                    再開(午後 2時50分) ○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 △議案第5号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第5、議案第5号 金ケ崎町国営和賀中部土地改良事業償還基金条例を廃止する条例を議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第5、議案第5号 金ケ崎町国営和賀中部土地改良事業償還基金条例を廃止する条例についてご提案申し上げます。議案書10ページをお開き願います。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 7番、阿部隆一君。 ◆7番(阿部隆一君) 9,679万円、約1億円あるようですけれども、これ廃止した場合、この基金はどういうふうに取り扱う予定なのかお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 7番、阿部隆一議員のご質問にお答えします。 この基金条例につきましては、国営の和賀中部土地改良事業が完了したことに伴います事業費の償還を前もって積み立てておこうという趣旨で積み立てが始まったものでございまして、これにつきましては積立額、28年度までで積み立てが終わりまして、28年度の事業が完了することで全部の事業が完了するということになり、総事業費が確定し、今年度最終的に支払う額が確定するということで、この9,600万円の積立額についてはその償還金、一回に償還してしまうということで、このほかに起債も充てるわけですが、そもそものこの基金の目的が和賀中部の事業が終わった後には、この基金も全てその償還に振り向けようという趣旨のもとに設立されたものでございますので、今の9,600万円につきましては、全て償還金として使われるものでございます。 ○議長(伊藤雅章君) ほかに質疑ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論に入ります。討論ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第5号 金ケ崎町国営和賀中部土地改良事業償還基金条例を廃止する条例は、原案どおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第6号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第6、議案第6号 奥州金ケ崎行政事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第6、議案第6号 奥州金ケ崎行政事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてご提案申し上げます。議案書の11ページをお開き願います。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論に入ります。討論ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第6号 奥州金ケ崎行政事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについては、原案どおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第7号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第7、議案第7号 金ケ崎町グループリビング支援施設金ケ崎学童保育所、北部学童保育所及び三ケ尻学童保育所指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてを議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第7、議案第7号 金ケ崎町グループリビング支援施設金ケ崎学童保育所、北部学童保育所及び三ケ尻学童保育所指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてご提案申し上げます。 まず、指定管理者を指定することに関し議決を求める議案は、議案第7号から議案第19号までの13議案の20施設でございますので、共通する事項についてあらかじめ説明をさせていただきます。お手元に配付しております議案説明資料の1ページをごらんいただきたいと思います。           (以下、「議案書」「議案説明資料」により説明のた            め記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 9番、千葉です。副町長にお尋ねしますが、議案の提出はこれでいいのかと。疑問に感ずるのは、公の施設単位に議案を提出すべきではないのでしょうか。指定管理する人が、このぐらい3つだからまとめて出したというのではなくて、公の施設の指定管理をするわけですから、指定管理ごとに議案を出すのが筋だし、補正予算、後で見ますと、公の施設ごとに債務負担行為を出しているわけです。こういう提出の仕方でいいかをまずお尋ねします。なぜかというと、公募した場合に、この複数の公の施設を受け取る人、やりたい人はありますかというPRをしたのですか。そうでなくて、こことここと、こことここと、ちゃんと公の施設ごとに公募したわけでしょう。そうすると、こういう議案の出し方でいいのですか。 それから、ずっと20施設かな、あるわけですが、それぞれの施設によって債務負担行為する場合に、人件費の算定はそれぞれの施設によって違うのですか。何を基準にして人件費を算定しているのかお伺いいたします。見れば、ほかの施設も、ほぼ変わったのは1カ所かな。生きがい交流センターだけですね。あと全部同じですね。今までやった評価をなさっているのでしょうか。やっぱりここが適任だと、競争もなかったしということになると、何か進歩がないような気がするわけです。指定管理を受けた人も研修をして、その管理の仕方の質の向上を図ろうとはしているのでしょうが、何かいまいち惰性に流れているという感じがするわけですけれども、この案件の中ではどういう評価をされているのでしょうか。例えばグループリビングの利用の状況はどうで、PRはどうなって、満室なのかどうか。その辺のところをお伺いいたします。 ○議長(伊藤雅章君) 副町長。 ◎副町長(小野寺正徳君) 9番、千葉議員の質問にお答えします。 最初の公募の関係でございますが、公募についてはそれぞれ一つ一つの公の施設に対しまして公募をしまして、その中で応募、たまたま今回もですが、応募が1施設に1団体というのが、1施設を除いて全てだったということでございます。この議案の提案の仕方についてでございますが、議員お話しのとおりなのかもしれませんが、これまでの慣習といいますか、やり方としましては、同じ団体が指定管理をするという場合には、このようにまとめて議案を審議していただいたということもございまして、そのとおり実施したところでございます。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 保健福祉センター事務長。 ◎保健福祉センター事務長(千田美裕君) ご質問にお答えします。 先ほどの中でグループリビングの状況とかというご質問がございましたので、その件について、私のほうから回答をさせていただきます。 グループリビングにつきましては、今現在2名の入所でございます。部屋自体は5人分ございますが、2名の入所という状況でございまして、ここにつきましては、1人で生活できないような方々が入所する場所ということで、例えば指定管理者のほうで、こういう施設がありますから、皆さんどうぞというふうなたぐいの施設ではございません。例えば福祉関係で民生委員だったり地域の方々だったりというふうな形で、社協さんだったりうちのほうに相談をいただいた場合に、例えばグループリビングに入ったほうがいいのではないかなというふうに思われるような方々にここに入っていただいて、生活をしていただくというふうな施設になっているものでございます。 ○議長(伊藤雅章君) 財政課長。
    ◎財政課長(伊藤明穂君) まず、評価ということでのご質問にお答えいたします。 まず、個々の指定管理の評価に関しては、それぞれの担当課が評価し、また至らないところについては、その都度指導しているものと解釈しております。この私ども所管している選定委員会は、10月30日と11月10日、2回行っておりまして、そのときには先ほどの提案説明にもあったとおり、民間委員3人を含めた委員の中で評価をし、そして次回ということでの、次回というか、平成30年度からの指定ということで、このような結果に至っているということになります。 人件費はという2点目の関係ですけれども、これに関しては、少なくとも最低賃金は下回らないということでのチェックはしております。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 議案の提案の仕方ですけれども、仮にこの20施設が1法人1団体でやるとなったら、案件は1つになるのですか。私は、公の施設の管理というのは施設ごとに出すべきだと、小さかろうが大きかろうが。それが筋だと。予算もそうでしょう、まとめて出しているわけではないですから。そうすべきでないかと私は思います。もう一度。今回はいいですけれども、次にも関係することですから。 それから、人件費の算定についてはそれぞれ違うと思いますけれども、最低賃金を下回らないという、723円でしたか。今全国的に問題になっているのは、例えば銀行で言えば、どこかの大手の銀行が、ここ数年で7,000人も削減するとか、ロボット化するとか、IT化するとかという時代になってきて、人的な確保が難しい状況になってきているわけです。そうすると、何か指定管理というのは、本来は法律の趣旨からすれば、公の施設を民間の活力を生かしながら民間の高いノウハウを導入するということが法律の狙いであるわけです。ところが、私から見れば、そういうことではなくて、行革の一環として経費を節減するためにやっているのではないかと。こうなれば、昇給も何もないわけですから。毎年同じ金額で、世の中がちょっと変わればちょっと高くなる程度の人件費しか計上していないとすれば、今後この施設の管理をする優秀な人材の確保というのはできなくなるのではないかと私は見ているのです。役場も同じです、役場の中も。議員もそうかもしれません。そういう意味で、最低賃金を下回らないという考えはもう少し検討したほうがいいのではないかと。予算にかかわるからですけれども、思いますけれども、それはどうですか。 この議案第7号の評価、どういうふうにしているか。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁、副町長。 ◎副町長(小野寺正徳君) 質問にお答えします。 議案の提案についてのご意見でございまして、そのとおりなのかもしれません。よく熟考しないで前例に倣ってしまったというのは反省しなければならないなと思っておりますが、いずれ次回以降といいますか、次にはどういうふうに議案を提案するべきが正しいのかというのを検討させていただいて、議案提案したいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤雅章君) 財政課長。 ◎財政課長(伊藤明穂君) 民間活力を生かすための指定管理、そもそもそのとおりということで、これは平成15年に導入された自治法の改正によって導入されたものであることは私も存じ上げておりますし、その考え方は一切肯定されるべきものでございます。 ただし、現状を肯定するわけではございませんが、労働界全体が、やはり低く抑えられているという現状はあるのだろうと思います。その中で指定管理のところだけを、その原理原則に沿って高くしていこうというのは、ちょっと難しいかなというふうには思ってはおります。ただし、考え方とすれば、その少ない賃金の中でもそれなりの活力を生かしてやっていくということが求められ、そしてさまざまな収益事業も行うことは可能な制度ではございます、公の施設を指定管理として受けるということに関しては。ただ、それが金ケ崎町という自治体がお願いするような施設が収益事業、本当に収益が上がるようなものができるかということに関しては、実績からも余りできないとは思いますけれども、そういった中で、もうけていくというか、利益を生むということも考えられる制度ですので、その中での指定管理ということでご理解を賜りたいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 保健福祉センター事務長。 ◎保健福祉センター事務長(千田美裕君) ご質問にお答えをいたします。 指定管理をしていただいた実績として評価ということだと思います。グループリビング支援施設につきましては、社会福祉協議会にお願いをしているところでございますけれども、この施設自体社協に隣接した場所にございます。それで、入所されている方が今現在2名いらっしゃいますけれども、そういった方々に対する日常的な生活の支援だったり、あとは相談への対応、そういったこともやっていただいておりますし、あとは当然指定管理施設の日常的な管理の部分も担っていただいております。そういったこと、今までの部分を見ますと、支障なくやられているというふうに評価をしているところでございます。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 民間の活力の導入といっても、株式会社とか、そういう施設を管理するような専門の知識を持った団体ばかりではないと私は見るわけです、自治会の集まりであったり。そういう人たちに対して、施設の管理のノウハウについての講習をするとか、質を高めるような、施設の長寿命化を図るような訓練をするとか、訓練内容があるのだと思うのです。そういうようなものにこの施設の担当者というのは、どこかの研修に行っているのでしょうか。指定された範囲内で毎年普通に、ただやられているということだけでしょうか。その辺の研修のところをお伺いいたします。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁、保健福祉センター事務長。 ◎保健福祉センター事務長(千田美裕君) それでは、ご質問にお答えをいたします。 まず、グループリビング支援施設に限定してお話をさせていただきますけれども、こちらのほうから、その施設管理のノウハウとか長寿命化についての研修とかということでやったことはございませんが、社会福祉協議会につきましては、社会福祉協議会自体の施設を持っておりますので、そういったところで、そういった施設とあわせながら、施設管理のノウハウとか、あとは施設を良好に保つというふうな意識を持って同様にやっていただいているというふうに解釈をしております。 ○議長(伊藤雅章君) 11番、梅田敏雄君。 ◆11番(梅田敏雄君) ちょっと記憶が曖昧なので、確認の意味でお尋ねをいたしますが、金ケ崎学童保育所については現在建設中ということで、引き渡しをまだ受けていないということになりますね、現実。そこで、町のホームページから例規集を見ると、金ケ崎町の学童保育所というのは三ケ尻と北部と2カ所の記述があります。そこで、金ケ崎学童保育所は、この条例の中に入れたのかどうか、条例化したのかどうか、設置条例の中に入れたのかどうか。現在の金ケ崎学童保育所というのは、福祉センターの中に間借りをして運営されているわけで、あそこは社協の施設ですから、まだ金ケ崎の公の施設ではないと。設置条例があって初めて公の施設になるわけですが、その辺の事情はどうなっていますでしょうか。設置条例はつくりましたでしょうか。その辺を確認したいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(及川美奈子君) 済みません、手持ちにはございませんが、9月のときに設置条例を入れて、金ケ崎町学童保育所は入れました。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 3番、阿部典子君。 ◆3番(阿部典子君) 質問というか、要望になるかもしれませんが、人事案件については、この人はこういう歴があって大変すばらしい人だというふうにお伺いすることもあるのですが、全体に言えることだと思うのですが、こういう団体に関して、町のほうでは評価なさっていると思うのですが、私たちにとっては全然見えてきませんので、例えばここまで一覧表をつくるのであれば、どういう取り組みをして、こういうところに評価を持っていったというふうなことを一言つけ加えていただけると、こちらとしても選ぶ基準となれるような気がするのですが、いかがでしょうか。副町長にお伺いします。済みません。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁、副町長。 ◎副町長(小野寺正徳君) 議案の中に入れるかどうかは別としまして、その判断基準になるものがないというお話ですので、絶対しますということにならないかもしれませんが、ちょっと検討させていただきまして、可能な部分についてはお示しをするようにしたいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 5番、有住修君。 ◆5番(有住修君) ちょっとお聞きしますが、議案提案で、ここには指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称とか、あと団体名とか指定期間が入っていますが、金額が入っていないのですよね。この一覧表で平成28年度指定管理料(決算額)というのだけあって、この指定管理者、議案第7号がどれだけの金額で指定管理するのかというのが全く見えてきていない。こういう提案でよろしいですかね。金額も示さないで、私らに議決しなさいなんて。 そして、さきの議員が言いましたように、金ケ崎町グループリビング支援施設と、これは担当課が保健福祉センターですよね。最後のほうの学童保育所は子育て支援課となってきて、やはり一歩下がっても、グループリビング支援施設は1つの条例、学童保育所は、しようがないとして3つをまとめて出すのならよろしいでしょうが、これをごちゃまぜというか、こういう提案というのがよろしいかというのは私は疑問に思います。まず、金額入っていないということと、全部4つを一度にやるというのが、これがいいのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 財政課長。 ◎財政課長(伊藤明穂君) 5番、有住議員のご質問にお答えいたします。 まず、指定管理者の指定の方法は議決ということで、議決の要件とすれば、ここに列挙している指定の事業者の名称や期間ということがあります。予算が伴わない、予算の関係ですけれども、これに関しては、債務負担行為で3カ年なら3カ年、5カ年なら5カ年、いろんな団体でその期間を定めているものがございますけれども、債務負担行為をお願いし、そして単年度の予算についても議決をお願いして、それに基づいて執行していくという制度でございます。よって、現段階、この12月の段階においては、まず債務負担ということでは補正予算には上程申し上げますけれども、単年度予算に関しては、新年度の予算の審議のときにお願いするというような仕組みとなっております。今回一覧表の中の28年度というのは、参考の数値ということでお示しをしたものということでございます。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 副町長。 ◎副町長(小野寺正徳君) お答えします。 提案の仕方ということでのご質問でございましたが、先ほど9番、千葉議員のご質問でお答えしたとおり、今後どういうふうな議案の提案の仕方が正しいかというのを検討させていただいて、次回につきましてはそのように取り進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。 ◆7番(阿部隆一君) この4つ、特に学童保育所なんかは、施設の管理費だけを予算にそれぞれ単年度計上するということになると思うのですけれども、このような場合、施設を使って中で営業というか、事業をやっているわけです、学童保育所等の。そういう場合に、いわゆる指定管理料というのは運営費補助の中に含めて、特に計上しなくてもいいのではないかなというような感じもしないでもないのですけれども、この指定管理料というのは、何か面積とか何かで基準があって決めてきたのでしょうか、あるいは決めるのでしょうか。これは、来年度の予算の具体的なものになりますけれども、今後の計画としてどういうふうにこれをするのか。 これ一覧表を見ますと、西光荘とか駒子の湯は指定管理料は払っていないということですけれども、これ実際に中で事業をしている場合には、そういうことを含めて、いわゆる運営費補助の中に含めて補助をするということでいいのではないかなと思うのですけれども、この指定管理料の分の仕事というのと、学童保育所の仕事というものの区別というのは明確にできないと思うのですけれども、その辺はどういうふうになっているのでしょうか。 ○議長(伊藤雅章君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(及川美奈子君) お答えいたします。 金ケ崎学童保育所は新設のために、まだ明記はできないのですが、北部、三ケ尻は今までのところのあくまでも施設管理、議員おっしゃるとおり施設管理にかかわるものの清掃から警備関係のもの等を算出して、今までの経緯もありますので、その金額、ここ前回の金額等を考慮しての金額となっております。 学童保育所は、運営費のほうが多く人件費を持っております。ここは、年々児童福祉のほうで金額が変わるものですから、3年の契約の指定管理というのにはそぐわないと考えておりまして、あくまでも施設管理にかかわる分を算出しております。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) ほかに質疑ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論に入ります。討論ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第7号 金ケ崎町グループリビング支援施設金ケ崎学童保育所、北部学童保育所及び三ケ尻学童保育所指定管理者を指定することに関し議決を求めることについては、原案どおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第8号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第8、議案第8号 金ケ崎町生きがい交流センター指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてを議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第8、議案第8号 金ケ崎町生きがい交流センター指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてご提案申し上げます。議案書の18ページをお開き願います。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 12番、千田力君。 ◆12番(千田力君) 12番です。20施設のうち唯一競合したといいますか、2者入札ということになったようでございますが、これを比較検討してすぐれた点、つまり見積額なのか、スタッフ、キャリア、そのほかに何らかの要因があるのか、その辺をお伺いをしたいと思います。 そして、新たに指定管理になるここに掲げられましたNPO法人輝き、ここはこの生きがい交流センターへ職員が常駐するのか、つまり現地常駐か、輝きのNPO法人の事務所にいて、そこで電話受け付けして用があるとき行くのか。その辺のことの2点についてお伺いをいたします。 ○議長(伊藤雅章君) 副町長。 ◎副町長(小野寺正徳君) 12番、千田議員の質問にお答えします。 この唯一重複した施設ということでございます。選考、選定の内容についてというご質問でございましたが、それぞれプレゼンテーションしていただいたわけですが、その中で、これまで指定管理者は老人クラブ連合会さんだったわけでございますが、その老人クラブ連合会との連携のあり方とか、既存事業の継続はそのとおりなのですが、新たに交流の場を設けるといったような活用の提案がございましたし、健康づくりだけではなくて生きがいづくりについてもつながるということで、選考委員会の委員の方々からもご意見がございまして、全会一致でこの団体でいいのではないかというふうに決定をしたものでございます。 常駐職員については、置くということで承っております。 補足ですが、常駐は正職員1名、臨時職員1名ということでございます。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 12番、千田力君。 ◆12番(千田力君) そうしますと、常駐については2名の方があそこに置かれるということになり、スペースもあるようですから、この点については、机のスペースもあるようですから、それはいいとしまして、現在よりも新たな交流の場の構想ということですが、差し支えなければどういうものをお考えになっておられるのか、その辺もお伺いをしたいと思います。 それから、新しい会社といいますか、NPO法人、新しい受託団体が来るわけですが、この引き継ぎにつきましては、3月31日まで前者、4月1日から新しい指定管理者が引き継ぎになって常駐するということになると思われますが、ここの立ち会いは、当然ながら町の担当課がされると、こういうことになるのでしょうか。その辺、ちょっとこまいことになりますが、お伺いしておきたいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 財政課長。 ◎財政課長(伊藤明穂君) 12番、千田議員のご質問にお答えいたします。 まず、プレゼンテーションいただいた際の新たな対応ということで、ご提案いただいた内容についてご紹介いたします。 まず、施設のPRをしたい、アンケート調査によるニーズの把握をしたい、施設の強み、これ床暖房なのですけれども、それを利用して冬期の利用拡大をしたい、付加価値を設けるということで、無料カフェを常設したい、趣味の会の利用者の拡大を図る、あと介護予防、高齢期の栄養、口腔ケア等に関する講師を招き学習会をする、そして将棋、囲碁等の大会を年2回程度行いたいというような新たなご提案をいただいております。 あと、引き継ぎ等に関してですけれども、先ほど一括の説明のところでありましたけれども、この指定管理者に関する議案については、この12月で議決いただきまして、その後債務負担の議決もいただきましたらば、基本協定の協議に入ります。それが年度内ということになります。なので、3月31日をもってぎっちりと変わるということではなくて、それまでの間にさまざまな協議をするということにはなります。 具体的に団体がかわるということになった場合には、引き継ぎというものは設けるわけですけれども、協議というものは年度内から始まるということで考えております。 なお、担当課がかかわるかということに関しては、そうなると思っております。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 12番、千田力君。 ◆12番(千田力君) 構想については、わかりました。引き継ぎのところですが、要は前任、前に引き受けておる指定管理者が全く費用がかからないで手を抜けるかというところがあるのです。引き継ぎを担当課がやられるのであれば、それは役場の費用ということになるのでしょうが、前に委託管理をしておった団体で引き継ぎの面倒まで見るということになると、ちょっと大変ではないかなという感じもしましたので、お伺いするわけですが、その辺の費用は発生しないのでしょうね。そこをお伺いします。 ○議長(伊藤雅章君) 財政課長。 ◎財政課長(伊藤明穂君) 私どもがイメージする引き継ぎというのは、費用というものに関して、大変失礼ですが、ぴんとこないのですが、申しわけございません。例えば書類はこのようにあります、今までの積み重ねで、または未処理のものはこのようにありますというような、そしてあと今までの実績はこのようにありますというようなことが引き継ぎと私どもは考えておりますので、さしたる経費はかからないのではないかと思っておりました。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 12番、千田力君の質問は、既に3回になりましたが、会議規則第51条の規定により、特に発言を許します。 12番、千田力君。 ◆12番(千田力君) 12番です。ちょっと私の理解があれなのかもしれませんが、3月、年度切りかえであれば3月31日でバトンタッチ、4月1日から新しい指定管理者と、こういうことになるのでしょうが、今の説明でいきますと、幾らか新年度に入っても引き継ぎの後に重複することがあるように理解、聞いたわけです。ですから、前の指定管理者、前任者は担当課にこれこれのものがありますという引き継ぎでいいのですねということです。その費用は何かと言われたらということですが、やっぱり人件費です。1日出てきてくださいと言えば、何ぼそれ何ぼかかるわけですから。まさか無償でやれというのではないのでしょうね。その辺のところがあるので、私は心配して今聞いているところです。その辺は、前受託者に経費負担のないようにお願いします。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 保健福祉センター事務長。 ◎保健福祉センター事務長(千田美裕君) ご質問にお答えをいたします。 基本的に引き継ぎに関しましては年度内に実施をするというふうに考えておりますので、実際4月1日から新しいところが運営して、何かわからないことがあったら聞くというのは、それは当然のことでございますけれども、そのこと自体で多分1日を拘束するとかということはないと思いますので、特段大きな費用というのは発生しないのではないかというふうには思っております。基本的には、年度内だということでございます。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 1点だけお伺いいたします。 この施設は、老人クラブ連合会が現在もやっていると。事務局は、老人クラブの事務局も兼ねていると。心配するのは、最近の老人クラブの状況が、極めて団体の減少や会員の減少などが少子高齢化とともにふえるのではなくて弱体化しつつあるという現状を踏まえて、この輝きの1.5人というのは、老人クラブのサービスといいますか、事務補助のようなものも業務委託の中に入っているのかどうか。そして、前の指定管理料と補正予算で計上される債務負担行為の額は同じですか。だとすれば、前は1人というか0.何人でやっていたものを1.5人でやるというのは、同じ経費で1.5人を掛けるというのは、これはすごいことだなと思っておりましたので、その内訳をお知らせください。 ○議長(伊藤雅章君) 財政課長。 ◎財政課長(伊藤明穂君) ご質問にお答えいたします。 11月10日の指定管理者選定委員会でプレゼンテーションをいただいた内容でご質問の回答となります。正職員1人、臨時職員1人は常駐、指定管理受託料のほか、老人クラブ連合会の事務局も受託することから、そちらの人件費も充当するということで、NPO法人さんからのプレゼンテーションをいただいております。よって、老人クラブ連合会からの人件費も充当するということでの先ほどの1人、そして臨時職員1人ということであります。 今現在数字的な人件費相当のものの比較の数値を持っておりませんので、直接的な回答ではございませんが、そういったことでプレゼンをいただいておりました。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) そうしますと、指定管理料に老人クラブの事務的なものが入っているのではなくて、老連のほうから事務を頼むお金を払うということですか。そういうものも含めて契約書の中に書かれているのですか。書く予定なのですか。 ○議長(伊藤雅章君) 財政課長。 ◎財政課長(伊藤明穂君) 金ケ崎町生きがい交流センターにおいて指定管理者が行う業務というのは、運営に関する業務ということで、使用の許可、取り消し、利用等に関する相談、そしてあと施設設備の管理、そして利用料金の徴収という一般事項が指定管理者が行う業務ということで、金ケ崎町が公募したときの要件はそういうことになります。あわせてこのNPOさんは、老人クラブ連合会の事務も行うということで話があったという内容です。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 町老連と輝きとの話し合いで、幾ばくかの事務量をやって、老連の事務もやってもらうということになっていると。この契約書に入るのではないと。しかしながら、今の老人クラブの状況を見たら、やはり少しぐらいは行政の手を差し伸べてもいいのではないかと。このままだと、老人クラブがますます後退していくというのを私は心配するわけですが、担当課はどこかな。 ○議長(伊藤雅章君) 保健福祉センター事務長。 ◎保健福祉センター事務長(千田美裕君) ご質問にお答えをいたします。 老人クラブ連合会及び単位老人クラブ等につきましては、財政的には支援という部分でやっているところでございますし、あと老人クラブ自体年々減少しているというのは、実際そのとおりですし、それを今後どのように単位老人クラブ自体減らないように、できればふやす、会員もふやすというふうな形でいくためにはどうしたらいいのかというのを、ことし加入されている方々、あとはまだ加入していないのだけれども、55歳以上の方からちょっとアンケート調査をしました。それと、さらには単位老人クラブの方々にも問題点等の聞き取りをしたところでございます。 そういったアンケートの結果だったり、あとは単位老人クラブとの話し合いの結果をもとにして、今現在老人クラブ連合会の役員さん方とちょっとお話し合いをさせていただいているところでございます。 ○議長(伊藤雅章君) ほかに質疑ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第8号 金ケ崎町生きがい交流センター指定管理者を指定することに関し議決を求めることについては、原案どおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立多数〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立14名で多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第9号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第9、議案第9号 金ケ崎町高齢者生活福祉センター指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてを議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第9、議案第9号 金ケ崎町高齢者生活福祉センター指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてご提案申し上げます。議案書の19ページをお開き願います。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおり決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論を行います。討論はありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第9号 金ケ崎町高齢者生活福祉センター指定管理者を指定することに関し議決を求めることについては、原案どおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 暫時休憩をいたします。            休憩(午後 3時51分)                                                    再開(午後 3時52分) ○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 △延会について ○議長(伊藤雅章君) お諮りいたします。 本日は、これで延会したいと思いますが、ご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認め、延会することに決定いたしました。 △延会の宣告 ○議長(伊藤雅章君) 本日はこれで延会といたします。 大変ご苦労さまでした。                                (午後 3時53分)...